2025年6月の株主優待銘柄は145銘柄に上り、権利付き最終日が迫ってきている。保有する約250銘柄は「ほぼ優待銘柄」という“優待弁護士”こと澤井康生氏(53)に、株主優待を再導入した企業、拡充した企業など「6月権利確定の注目銘柄」を聞いた。【前後編の後編】
■前編記事:《国産米3袋、特産品やQUOカード&高配当も!》「6月権利確定」で“優待弁護士”澤井康生氏が「もっと買い増ししたい!」と考える株主優待銘柄3選
最近の株主優待の傾向について、澤井氏が説明する。
「この1年で株主優待を電子化する企業が急に増えてきました。スマートフォンで利用できる電子チケットは紙やカードの優待券を持ち歩かなくてもよく、より使いやすくなったと思います」
今回は2025年6月基準日分より株主優待の電子化を導入する銘柄のなかから、澤井氏が注目の3銘柄を選んだ。
「今回紹介する銘柄のなかには、従来の現物よりも増額されている電子チケットを導入した銘柄もあります。今後、株主優待の電子化によるコスト削減によって優待内容を拡充する銘柄が続くことを期待します」(澤井氏。以下「」内、同じ)
なお、6月末が権利確定日の銘柄の場合、優待権利を取得するには権利付き最終日の6月26日(木)までに必要な株数を所有しておく必要がある。