ペット飼うか飼わないか「保護犬や保護猫の“一時的な触れ合い”が無難」
老後は子供や孫の代わりにペットに愛情を注ごうという人もいるが、安易に考えると地獄を見る。
「ペットを飼うと遠出がしづらくなります。ひとり暮らしで入院するとなると預かり先も問題で、ペットホテルに入れると多額の費用がかかります。子や孫の世話と一緒で『ペット疲れ』になりかねない。ずっと飼っているペットがいたら最後まで面倒を見るとして、老後に新たなペットを飼うのはリスクが大きい。最悪なのは自分が先に死んだ場合です。ペットが保健所行きになるかもしれないことを考慮したい」(小谷氏)
動物に触れたければ一時的に可愛がらせてもらうのが無難だ。
「保護犬や保護猫の一時預かりボランティアや、ペットを飼っている友人に触らせてもらう程度にしましょう」(同前)
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※週刊ポスト2025年8月15・22日号