トランプ米大統領が突きつけた相互関税により今年4月には世界の株式市場が暴落を見せたが、7月の日米関税交渉合意の一報を受け、日経平均も4万円台に回復した。資産8億円超で、高配当株投資の達人として知られる元消防士のかんちさんは、「私は“逆張り”なので今は買わない」としながらも、今年後半にかけて調整局面が訪れる可能性もあると見る。
「年内の相場全体は横ばいないし下落を予想します。ただ、必要なのは細かい予測ではなく、実際に下落局面などが生じた時にどう動くかを考えておくことです」(以下、「」内コメントはかんちさん)
投資歴40年以上のかんちさんは、保有銘柄600超という超分散投資のスタイルで知られる。年約2400万円の配当金収入、優待株でも金額換算で年約120万円分の優待品を手にするなか、幅広い銘柄に目を光らせる。
そんなかんちさんが、次に“買い時”が訪れた時に向けて注目するの銀行・保険などの金融関連銘柄だ。「関税問題が落ち着いてインフレが継続すれば日銀は利上げに動くでしょうから、金利上昇の恩恵が受けられる業界は注目している」わけだ。具体的にはどのような銘柄になるのか。
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【プロフィール】
かんち/1961年、三重県生まれ。元消防士。専業投資家。現在の資産は8億円超で、年間配当金は2000万円超に達する。投資初心者でもわかりやすく、判断基準が明確で再現性の高い投資手法は、個人投資家の間で定評がある。著書『ほったらかしで年間2000万円入ってくる 超★高配当株投資入門』(ダイヤモンド社刊)がベストセラーとなった。