新たに追加される予定のファンド
【1】楽天・高配当株式・日本ファンド(資産成長型)
【2】なかの日本成長ファンド
【3】iFreeNEXT FANG+インデックス
【4】楽天・オールカントリー株式(除く日本)インデックス・ファンド
【5】楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド(資産成長型)
【6】楽天・欧州株式インデックス・ファンド
【7】楽天・エマージング株式インデックス・ファンド
【8】ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)<購入・換金手数料なし>
【9】ステート・ストリート・ゴールド・オープン(為替ヘッジなし)
こうしてみると除外商品はアクティブファンドが多く、追加予定にはインデックスファンドが多いことが分かります。iDeCoの特性である長期運用に適した「低コスト」かつ「分散性の高い」商品にシフトする方針なのでしょう。その一方で、FANG(Facebook、Amazon、Netflix、Google)やゴールド(金)など、昨今のトレンドを踏まえて、成長性や価格上昇を見込んだテーマのファンドが追加されるなど、攻めの姿勢も感じます。
除外対象のファンドを保有していたら?
除外対象商品は発表されましたが、実際には、保有者の3分の2以上の同意がないと除外することができません。そのため、楽天証券から10月下旬に「運用商品除外に関する回答」の依頼がメールで届きます。それに対して同意しない場合は要回答、同意する場合は回答不要です。
除外商品を保有している場合は、除外になったとしても継続保有することができます。ただし、除外される商品は、新規での購入ができなくなるため投資配分変更の手続きが必要になります。スケジュール的には2026年4月以降、除外商品の新規買付停止、追加商品の新規買付開始となります。また、保有しているファンドも含め、別の商品に変更したい場合には、スイッチング(預け替え)も可能です。
今回の入替が、自身のiDeCo運用商品を見直すいいきっかけになる投資家さんもいるでしょう。長期保有が前提といえ、自身のライフステージや、社会環境が変われば取るべきリスクも変化します。細かく変更する必要はもちろんないですが、5年スパンくらいで見直す機会を持つことをおすすめします。