まつのすけさんは「トランプ・高市トレード」をどう見ているのか(日米首脳会談後、合意文書に署名する米ドナルド・トランプ大統領と高市早苗首相。Getty Images)
「親ビジネス・市場重視」のトランプ米大統領の存在に加え、日本でも市場に好感される高市早苗首相が誕生したことで、市場関係者の期待は高まっている。とりわけどういった分野が注目なのか。会社勤務と並行して株式投資を始め、過去の相場の動きに基づいて売買する「アノマリー(経験則)投資」で33歳にして億り人となったまつのすけさんに話を聞いた。
まつのすけさんは40代で起業して投資を続ける一方、マネー関連情報の発信にも取り組み、昨年の段階で資産10億円を突破していたという。今年4月のトランプ・ショックやセブン&アイHDと豊田自動織機のTOBで億単位の損を出したものの、その後は順調で持ち株が全面高となり、信用取引もうまくいったことにより資産は20億円を超える水準に達したと話す。
「AIと造船の2本柱で、主力銘柄はほとんどが大きく値上がりしている」と話すまつのすけさんは新たに誕生した高市政権の政策が株式市場に及ぼす影響をどう見ているのか。
「高市氏の掲げる政策は様々あり、重視しているのは防衛、エネルギー資源開発、インフラ対策、医薬品、サイバーセキュリティ、バイオなどですが、強く打ち出しているのがAI事業の拡大で、大胆な成長投資としてAIに関連する半導体にも言及している。日本はAIの分野では米国はもちろん、中国にも後れを取っています。経済安全保障に不可欠な成長分野として高市氏も重視しているわけです」(以下、「」内コメントはまつのすけさん)
