中学受験「4大塾」以外の塾の特徴は?
中学受験の本格的な対策は小学3年の2月から始まる。秋から冬にかけては塾選びの季節となる。その塾選びのトレンドもまた変化してきているようだ。前回記事では、大手4大塾(サピックス、四谷大塚、日能研、早稲田アカデミー)の特徴や最近の動向について紹介した。今回は、東京近郊のそれ以外の塾の動向について、『中学受験は親が9割』(青春出版社)の著者で、中学受験のプロ家庭教師「名門指導会」代表の西村則康氏の解説をまじえ、紹介していく。
難関校向けの塾:Z会エクタス、エルカミノ、アントレ
難関校向けの塾としてまず挙げられるのが、栄光ゼミナールが展開するZ会エクタス。筑駒、御三家、駒東対策と明記する“ガチ難関校対策塾”だ。筑駒、御三家、駒東の合格率(合格者/在籍者数)が51.6%とサイトに書かれている。
入塾のハードルも高く、小学4年の末に進級テストがあり合格しないと転塾を余儀なくされる。授業やテキストの難易度も高い。自習室完備で、いつでも質問ができるという「面倒見のよさ」でも知られている。
