いわゆるSUV的とは一線を画しているスタイル。SUVにありがちの“押し出し感”の強さよりもクーペの美しささえ感じさせるデザイン
フロントシートは助手席にもモニターが装備され、一見左右対称のように見える。少しアイポイントは高くなるが、ドライバー席からの各種の操作系のレイアウトなどは、他のフェラーリモデルとほとんど同じでこちらも操作感は実に良好(撮影・小倉雄一郎)
フロントミッドシップに搭載される6.5LのV型12気筒エンジン。ここから前後へとパワーが配分される4WDとなっている。路面のトラクションも安定して伝わる(撮影・小倉雄一郎)
ホールド性に優れたセミバケットシートを装備。ロングドライブでも疲労感は少なく、乗員の誰もが心地よく過ごせる
リアシートもセミバケットシートが与えられる。フェラーリとして静粛性に優れた居住性を実現している
電子式のシフトではあるが、マニュアルのモデルのシフトゲートとデザインの意匠を同じにして、らしさの継承をしている(撮影・小倉雄一郎)
リアドアは前開きで、いわゆる“観音開き”。リアドアの開閉は自動。前後のドアの長さを抑えられ、横に駐車中の車などに緩衝するリスクも減り、実用性も高い
【Ferrari Purosangue】
全長×全幅×全高 4,973×2,028×1,589㎜
ホイールベース:3,018mm
車両重量:2,210kg
駆動方式:4WD
エンジン: V型12気筒DOHC 6,496cc
最高出力:725PS(533kW)/7750rpm
最大トルク:716N・m(73.0kgf・m)/6250rpm
燃費:17.3L/100km(約5.8km/L・ WLTPモード)
車両本体価格:4,766万円~
【プロフィール】
佐藤篤司(さとう・あつし)/男性週刊誌、男性週刊誌、ライフスタイル誌、夕刊紙など一般誌を中心に、2輪から4輪まで“いかに乗り物のある生活を楽しむか”をテーマに、多くの情報を発信・提案を行う自動車ライター。著書「クルマ界歴史の証人」(講談社刊)。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。






