「のぼり風力士タオル」は九州出身の義ノ富士、ウクライナ出身の安青錦が売り切れに
義ノ富士は「改名」への対応が間に合わず
そんな売店で人気のバロメーターとなっているのが、「のぼり風力士タオル」(税込1500円)である。客席で取組中に掲げる応援タオルだ。地方場所では郷土力士たちのタオルが売れる。九州出身の平戸海、正代、美ノ海、佐田の海はコンスタントに売れ、途中出場した明生も手にするファンがいる。
注目すべきは熊本出身で、今場所から四股名を草野から改めた義ノ富士である。改名に対応する製造が間に合わなかったようで入荷したのは10日目。売店担当者は「入荷数も限られていたこともありますが、店頭に並んだ途端その日のうちに完売しました」と話す。
また、郷土力士でもないのに、売れているのが大関候補として土俵に上がっているウクライナ出身の関脇・安青錦である。
「横綱の大の里関は大量に在庫があるから話は別ですが、安青錦関はコンスタントに売れ続けて11日目に売り切れとなった。入荷が少なかった義ノ富士関以外で売り切れた唯一の力士です」(前出・売店担当者)
応援タオルには相撲協会オリジナルの「のぼり風力士タオル」以外にも、白地に四股名が書かれた「応援タオル」(税込850円)が売店で売られている。製造が間に合わない義ノ富士の商品はラインナップにないが、ここでも唯一売り切れていたのが安青錦だった。
「2日目の打ち出し前に売り切れました。こんなことは前代未聞です。急遽、追加注文しましたが、場所中に間に合うかわからないそうです」(別の売店担当者)
