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住まい・不動産
東京23区中古マンション格差
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不動産ジャーナリスト・榊淳司氏が説く「マンション価格と教育水準」の関係 タワマンができると周囲の学区のレベルが上がる理由を解説

23区内で中古マンションを買う時は区ごとの特徴を知ることが重要(イメージ)

23区内で中古マンションを買う時は区ごとの特徴を知ることが重要(イメージ)

 東京23区で中古マンションの平均販売価格を比べると、上は千代田区(1位)の2億367万円から、下は足立区(23位)の3689万円まで大きな開きがある(70平米、2025年11月1日時点:過去3か月に「LIFULL HOME’S」に掲載された物件の中から同社が独自に集計した平均価格)。

マンション価格、所得水準、教育水準の関係

 一方、所得水準に目を向けると、総務省の「令和6年度市町村税課税状況等の調」から算出した区ごとの平均所得額によれば、平均所得がもっとも高いのは港区で1169万円、2位が千代田区で979万円、3位が渋谷区で859万円、4位が中央区で741万円、5位が文京区で679万円となっている(令和6年度)。平均所得の低いほうを見ると、最下位が足立区で376万円、22位が葛飾区で381万円、21位が板橋区で399万円、20位が江戸川区で401万円となる。

 中古マンション平均価格と所得水準のランキングとを見比べると、おおむね似たような並びとなっている。高所得の人でないと高額なマンションを買えないというのは自然なことに思えるが、住民の所得水準が教育水準にも関係してくると説明するのは『東京23区中古マンション格差の地図帳』(宝島社)の著者で、不動産ジャーナリストの榊淳司氏だ。

Cap:

総務省の「令和6年度市町村税課税状況等の調」から算出した区ごとの平均所得額。所得格差は教育格差に直結する

総務省の「令和6年度市町村税課税状況等の調」から算出した区ごとの平均所得額。所得格差は教育格差に直結する

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