「配当を支払える力」を重視する理由とは(写真:イメージマート)
2025年、3万円台から5万円超まで駆け上がった日経平均株価は、2026年に入っても勢いは衰えず、一時的な調整はあるものの、6万円を目指すような展開が続く。多くの投資家が資産を増やしているが、元手1000万円から12億円儲けた億り人の投資公認会計士みつさんも株式の資産は「昨年は2.2倍に増え、今年も2月時点ですでに年初から1.6倍に増えている」という。その秘訣について、みつさんが解説する。
「素直に投資する」
「一言でいえば、素直に投資することです。人間はどうしても“自分だけは大丈夫だろう”などとバイアスをかけて考えがちですが、そうしたバイアスを排除してフラットな気持ちで判断する。“もっと上がるはず”などと祈るのではなく、その時の株価水準を冷静に判断することを心がければ、そうそう間違わないでしょう」(以下、「」内コメントはみつさん)
目論見が外れたから損切り、利益が出たから早々に利益確定してしまう投資家は少なくない。しかし、みつさんは株価が大幅に上昇しても利益確定するのではなく、まだ買えると判断したらさらに買い増すことも厭わないという。
「株価はあくまで将来に向けて新たに形成されるものであって、過去の値動きは関係ない。たとえ何倍になってもいい銘柄なら買い続けます。株はキャピタルゲイン(値上がり益)を狙うものとされますが、私が何よりも重視しているのは、その企業が配当を支払える力。財務面に余力があって、配当を払えるだけの利益を稼ぎ出しているかどうか。そして配当に関する企業の意思、姿勢がどれだけあるか。それらが見られる企業の株は安心して買われるようになり、株価上昇につながるわけです。
いくら業績好調な企業でも、経営陣が配当を増やす姿勢が全くない会社は投資対象ではないし、逆に配当性向が100%を超えるのも身の丈を超えた配当を還元しているので“見映え”がよくない。一時的な高配当ではなく、どれだけ増配を続けられるかという継続可能性が最も大切であり、それが評価されて今後も継続的な買いが期待できるわけです」
【プロフィール】
投資公認会計士みつ/公認会計士・税理士。1987年のブラックマンデー直前、中学2年で初めて株式投資。公認会計士となった2000年から本格的に株式投資を始め、元手1000万円から25年ほどで12億円を稼ぐ。主に配当金の支払い可能性を重視したバリュー投資で、株式投資で得た利益を不動産に投資し、不動産の資産価値は13億円。株式資産は5億5000万円ほど。不動産ローンの返済年間3900万円に対し、家賃収入は年間1億4000万円で安定的な資産を築いている。
Xアカウント:@icom_mitu
取材・文/入江一
