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キャリア
一流の接待

【ビジネス接待の心得】相手が喜ぶ「手土産」はどう選ぶか ホストかゲストかで考え方に違いが フルーツならば「シャインマスカット」が流行

手土産の値段は食事代の3分の1以下に

 接待で招待されたゲストはお礼としてホストに手土産を持っていくのが常識だ。一方、ホストも手土産を用意していることもある。この場合はお土産の交換になってしまう。本来は招かれた側だけが持っていけばいいのだが、わたしの経験ではホストも用意していることのほうが多い。何より手土産は「プレゼントしますから代わりに仕事をください」が目的ではない。あくまで礼儀、マナーとしての品物だ。

 では、ゲスト、ホストともに手土産はどういったものを用意していけばいいのか。予算はいくらくらいが適当だろうか。とにかく手土産というものは相手が喜ぶものが基本だ。相手本人でなく、相手の家族が喜ぶものでもいい(プライベートについて知っている場合だが)。

 たとえば、ホスト側が寿司屋に誘ったとする。「こちらは奥さまとお子さまにどうぞ」と太巻きを一本、用意して、帰り際にゲストに渡すというやり方がある。ゲスト本人、家族は大喜びだ。和食店の場合、持ち帰りの品物を用意している店がある。ちりめん山椒、佃煮といったものだ。そうしたものを店を選んだホストが利用する手はある。一方、ゲストが持っていく一般的な手土産はお菓子、もしくはフルーツだろう。ただし、フルーツでもスイカのような重たいものは持っていくのも大変だし、もらったほうも困る。シャインマスカットをひと箱というのが近頃の手土産の流行だ。持って帰ることのできるくらいの重さの果物を選ぶこと。

 お菓子の場合、賞味期限の短い生菓子は避ける。クッキー、ビスケットが無難だ。せんべい、お茶、海苔という手もある。手土産は渡す人のセンスがでる。こうしたものはどこのデパートにでも置いてあるものより、入手困難なもの、自分が愛用している商品を渡すと相手はさらに喜ぶ。

 そして手土産の値段は次のように考えるといい。仮に接待に使った食事代が1万数千円とすれば、手土産代は5000円程度だろう。食事代の3分の1以下が適当だ。

※『一流の接待』(小学館新書)より一部抜粋・再構成

【プロフィール】
野地秩嘉(のじ・つねよし)/1957年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業後、出版社、美術ギャラリー勤務を経てノンフィクション作家に。『TOKYOオリンピック物語』でミズノスポーツライター賞受賞。日本文藝家協会会員。『キャンティ物語』『サービスの達人たち』『サービスの天才たち』『高倉健インタヴューズ』『トヨタ物語』『警察庁長官 知られざる警察トップの仕事と素顔』『伊藤忠 商人の心得』『東映の仁義なき戦い 吹けよ風、呼べよ嵐』『セカストの奇跡 逆襲のゲオ』など著書多数。

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