家の「物語」に寄り添いたい
――バイトからビジネスにしたのは、なぜですか?
柴田:バイトだと、依頼者さんとのコミュニケーションが基本的にないんです。ここにはどういう人が住んでいて、どういう状況でそうなって、終わった後にどういう反応してたのか、ということが全然見えない。でも、もし自分らが一次請けをできたら、もうちょっと依頼者さんと家の“物語”が見えるんじゃないかなと。それが見えたら、より実感をもったやりがいに繋がるんじゃないかなと思いました。
落合:バイト時代に一度、建て替えで、50年ぐらい住んでいた団地を出なきゃいけない90歳と88歳の姉妹の家の片付けを仕切らせてもらったことがあって、終わった時にとても感謝されたことが原体験ですね。
現場を綺麗にして終わり、というだけじゃなくて、その人のストーリーや気持ちの部分を知っておけば、もう少し寄り添った向き合い方ができるんじゃないかという思いが、プロジェクトを始めたきっかけです。
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後編では、お片付けブラザーズの実際の活動と、捨てるはずのゴミが驚きの価格をつけることもあるリユースの魅力について、語ってくれた。
▼▼▼後編記事▼▼▼
【つづきを読む→】お片付けブラザーズがハマった“ゴミの見え方が変わってくる”リユースの魅力
【プロフィール】
お片付けブラザーズ/太田プロダクション所属の落合隆治(ぐりんぴーす)と柴田賢佑(六六三六)が共同代表を務める、片付け・不用品回収を行うプロジェクト。2024年に、事務所の先輩・滝沢秀一(マシンガンズ)が手掛ける「ごみプロジェクト」の一環として立ち上げ。“楽しい笑顔のお片付け”をモットーに都内・関東近郊を中心に活動中。柴田賢佑の著書『ごみ屋敷ワンダーランド ~清掃員が出会ったワケあり住人たち~』(白夜書房)が好評販売中。