1年働けば厚生年金はこれだけ増える
生活の延長線から「長続き」するものを
厚生年金額は年収と加入年数によって増えていくため、「働く人なら誰でも加入できる年金」になりつつあり、働けば働くほど将来の厚生年金額を増やすことにつながるのだ。年収に応じてどれくらい年金が増えるのか、ファイナンシャルプランナーの黒田尚子さんが試算する。
「報酬比例分だけで計算すると、年収120万円で1年間働いた場合、65才から受け取れる厚生年金は年額約6600円増えることになります。同様に、年収150万円だと約8200円、年収200万円だと約1万1000円、年収300万円だと約1万6400円の増額です。
増えた金額は死ぬまで受け取り続けることができるので、例えば年収300万円で1年間働いただけでも、65~90才まで受け取った場合、合計約41万円も厚生年金額を増やすことができるのです」
年金を増やすには、できるだけ「長く」「高収入で」働くのがポイント。ある程度年齢を重ねてからは、業務で体力を消耗しすぎない、自宅から職場が近い、シフトの融通がききやすいなど、給与額以前の働きやすさも重視して求人を探したい。その上で、年齢を重ねていても採用されやすい仕事を選ぼう。
「中高年以上で未経験でも採用されやすいのは、スーパーマーケットやドラッグストア、コールセンター、医療事務補助、家事代行など、生活になじみのある職場。生活圏から通いやすく、家事や子育ての経験を生かせる仕事も少なくないため、結果的に長く続けやすいでしょう」(三原さん)
