苺が出てきたら女の子、ブルーベリーなら男の子(写真:イメージマート)
風船を割ると、中からピンクやブルーの紙吹雪が舞う。ホールケーキをカットすると、中からブルーベリーや苺がゴロッとこぼれ落ちる──。そんな演出で、赤ちゃんの性別を発表する「ジェンダーリビール」が、SNSを中心に流行している。
2000年代後半にアメリカで広まったとされるが、最近では日本でもTikTokやInstagramで動画をアップする人たちが増加中。妊娠中の芸能人が性別発表をする際にジェンダーリビール動画をアップするケースも見られるようになった。
もともとは家族のなかでささやかに楽しむものだったが、SNSでの映えやインプレッションを意識したイベントへと変化しつつある。そうしたなかで「見ていてモヤモヤする」と感じる人も増えているようだ……。ジェンダーリビール動画に違和感を覚える人たちの本音に迫った。
手作りケーキから業者に注文した豪華な演出まで
都内のマツエクサロンで勤務する、アイリストの女性・Aさん(20代)は、職場の同僚や知人のあいだでもジェンダーリビール動画を上げている人がいるという。
「ある時期から、TikTokでジェンダーリビール動画が流れてくるようになりました。20代から30代女性をターゲットにレコメンドされるのでしょうね。たとえば、ケーキを切って『苺が出てきたら女の子、ブルーベリーなら男の子』というふうに、サプライズを楽しむコンテンツです。
実際に、私の職場の先輩で昨年出産された女性も、SNSにジェンダーリビール動画をあげていましたし、インフルエンサーのなかでもトレンドになっていますよね。
ただ、それ用のケーキを自分たちで手作りするご夫婦だけじゃなくて、業者さんに発注するケースもあるようです。専用のホールケーキや装飾は数千円から数万円とクオリティによって値段もバラバラ。バルーンなどの演出サービスをつけるとさらに高額になるんだとか……。私は独身なのでまだ実感はないですが、その先輩いわく、『妊婦のうちからマウント合戦が起こっていて疲れるよ』とのことでした」(Aさん)
