SaaSのようにサブスクリプション型のビジネスで売上拡大に重要なのは、ユーザーの新規獲得のほかに何がある?
一ノ瀬君:わかった! 解約率だ。けっきょくやめる人が多かったら課金ユーザーは増えないよね。
妄想さん:そうです。解約率もSaaS企業の重要な指標の1つとなっています。だからこそ、カスタマーサポートやカスタマーサクセスにも力を入れている企業は多いです。
一ノ瀬君:カスタマーサクセスが重要って話を聞いたことあったけど、解約率に効くからなのか。
妄想さん:それではfreeeのARR・解約率も見てみましょう(別掲図参照)。これを見て、どんなことが考えられますか?
freeeの解約率(2025年6月期)(『数字から企業の「リアル」がわかる! 未来を読み解く決算書』より)
一ノ瀬君:重要な法人顧客の解約率がとくに低いね。組織で導入するとサービスを切り替えるときの負担が大きいから、一度利用してもらえれば継続して利用してもらいやすいのかな。売上が積み上がっていくことが期待できそう。
(第2回に続く)
※妄想する決算・著『数字から企業の「リアル」がわかる! 未来を読み解く決算書』(高橋書店)を元に一部抜粋して再構成
【プロフィール】
妄想する決算/1990年福島県生まれ。コンテンツクリエイター。投資に関するコンテンツは数多くあるが、決算書からビジネスモデルを紐解くコンテンツが少ないと感じ、音声メディア「voicy」で「10分で決算が分かるラジオ」を配信開始。上場会社が出す決算の1次情報とメディアから出てくる2次情報の中間1.5次情報を10分にまとめた内容で人気に。番組の総再生回数は870万回を超える。「ForbesJAPANクリエイター100」に選出。今は、海外や日本を転々としながら、Voicyを週に5日更新しつつ、日興証券フロッギー、楽待など、web媒体での連載も多数。2026年3月、『数字から企業の「リアル」がわかる! 未来を読み解く決算書』(高橋書店)を出版。
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