妄想さん:新ハードが発売される前には、主要なソフトの発売控えと顧客の買い控えが起きるためです。新ハードの販売が重要、となると任天堂としても、新ハードの購入を喚起するような人気タイトルは「新ハードが出てから売りたい」となります。
一ノ瀬君:人気タイトルをプレイしたいから、新ハードを買うって人多いもんね。
妄想さん:さらに、新ハードが発表されると顧客側も旧ハードの新しいゲームに対する買い控えが起きます。その影響で新ハードの発売前から伸び悩むことが多いんです。
妄想さん:任天堂の業績の推移を見ても、2025年3月期はヒットタイトルの減少で悪化しています。
任天堂の売上高の推移(『数字から企業の「リアル」がわかる! 未来を読み解く決算書』より)
一ノ瀬君:企業側がいつソフトを発売したくなるのかみたいな、企業側の視点から考えてみるのも大切なんだね。
妄想さん:そのとおりです。さまざまな視点から考えてみるというのは、決算書を活用する際にも非常に重要です。
(前編から読む)
※妄想する決算・著『数字から企業の「リアル」がわかる! 未来を読み解く決算書』(高橋書店)を元に一部抜粋して再構成
【プロフィール】
妄想する決算/1990年福島県生まれ。コンテンツクリエイター。投資に関するコンテンツは数多くあるが、決算書からビジネスモデルを紐解くコンテンツが少ないと感じ、音声メディア「voicy」で「10分で決算が分かるラジオ」を配信開始。上場会社が出す決算の1次情報とメディアから出てくる2次情報の中間1.5次情報を10分にまとめた内容で人気に。番組の総再生回数は870万回を超える。「ForbesJAPANクリエイター100」に選出。今は、海外や日本を転々としながら、Voicyを週に5日更新しつつ、日興証券フロッギー、楽待など、web媒体での連載も多数。2026年3月、『数字から企業の「リアル」がわかる! 未来を読み解く決算書』(高橋書店)を出版。
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