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ビジネス
妄想する決算「未来を読み解く決算書」

企業の自己資本比率の「いい下がり方」と「悪い下がり方」の見分け方 「“成長のための先行投資”“株主還元”でも下がります」と“妄想する決算”氏が解説

株主還元に積極的な高配当企業でも、自己資本比率が下がる

 
妄想さん:一ノ瀬君は株式投資をしているみたいですが、配当金をもらったことはありますか?

一ノ瀬君:あるよ。配当利回りを見ながら銘柄を選んでいるくらいだよ。

妄想さん:配当金を出すということは、会社が持っているお金を株主に渡すということです。その結果、利益の蓄積でもある自己資本が減り、自己資本比率は下がります。自社株買いも同じです。配当や自社株買いといった株主還元は、自己資本比率を下げる行為になりますが、これは本当によくないことなのでしょうか?

一ノ瀬君:投資をする側はリターンを求めてるんだから、株主還元はしたほうがいいね。たしかに、こうやって見てみると自己資本比率が下がることは悪いことじゃないね。

妄想さん:そうなんです。「成長のための先行投資」「株主還元」などの企業にとって重要な活動で自己資本比率が下がることがあります。つまり、いい下がり方と悪い下がり方があるということです。

自己資本比率の“いい下がり方”

一ノ瀬君:なるほどね。でもどうやったら「いい下がり方」かわかるの?

妄想さん:もうわかるようになっています。これまで学んできたことを組み合わせればいいんです。

一ノ瀬君:というと?

妄想さん:一ノ瀬君は、もうすでに決算書から「企業がどのようなビジネスモデル」で「どのような状況なのか」を理解できるようになっています。

・長期的には成長が期待できそう
・しっかり稼いで株主還元にも積極的な姿勢

と一ノ瀬君が思えるなら「悪くない自己資本比率の減少」と判断すればいいんです。

一ノ瀬君:たしかにそうか。これまでの知識と組み合わせるんだね。

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