片付けで出てきたカシオのポータブルテレビ。地デジは受信できない
「誰かに使ってもらう」と考えることで解決することも
――整理というと、もう使わないものは一切合切、捨てればいいのかと思ってしまいそうですが。
柴田:そもそもモノが多い家の人って、バリバリ捨てられないタイプなんですよ。だからモノが増えているわけで。いざ片付けに伺っても、「ちょっと待って」とか「やっぱり捨てられないかも……」と、すごく迷う。
――依頼者さんが迷っている間、皆さんはどうしてるんですか?
柴田:決断ができるまで、基本的には口出しせずに待っています。どうしても時間がない時は、「じゃあこれだけ持ってきましょうよ」とか、「リサイクルに回せば、再活用してもらえますよ」といった形でアシストをすることもあります。
――捨ててしまうのは忍びないけど、誰かの役に立つならと。
柴田:そんな感じですね。「自分にとってはもう不要だけど、気持ち的に捨てられない」モノは、「誰かに使ってもらう」と考えることで、解決することは多いです。洋服とか、雑貨とか、「もらってくれない?」と、僕たちがいただいてしまうこともあります。
――ただ迷う時間が長ければ、スタッフさんの拘束時間も長くなってしまいますよね。
柴田:そうですね。でも、そういう方は変に捨てられてしまうよりも、納得して捨てていきたいんです。「いる」「いらない」を、きちんと判断していきたい。後悔されるくらいなら、いくらでも悩んでもらいたいです。
「モノを減らす」が第一だけど、生前整理をすることで気持ちの整理、思い出の整理ができる。終わった時には、「ずっと懸念事項だったので、気分がスッキリした」という方が多いんです。
