悩ましい実家の片付け問題(イメージマート)
総務省統計局が公表している「令和5年住宅・土地統計調査」によると、日本の空き家軒数は約900万戸で、全住宅に占める割合は13.8%。いずれも過去最高となっている。今後、多死社会になることを見据えると、空き家はさらに増えることが確実視されている。空き家の片付けは親族にとってなかなか骨の折れる作業だが、心持ち次第で前向きに取り組めるようになるという。ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が報告する。
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母親が大事にしまっていたモノに大興奮
知り合いの70代男性の実家では、長年母が一人暮らしをしていましたが、先日母の死去により空き家になりました。そこで、仲間の手伝いを募り、総勢4人で片付けに行った時のこと。思わぬ掘り出し物があったというのです。
いざ片付けを始めると、額縁に入った先祖の写真や表彰状、食器などがわんさか出てきた。自力では捨てられそうにない家具も多く、「こりゃあ処分にかかるお金がかさみそうだな……」と男性がため息をつきながら、タンスの引き出しを開けると、何か光るものが!
チャック付きの透明ビニール小袋に入っていたのは、なんとも立派な複数の「金歯」でした。一同は「オーーーッ!」と大興奮。亡き父の金歯や、自身の外れた金歯を取っておいたものらしく、現場では当然、「これって売ったらいくらになるんだろうね?」という話題でもちきりになったそうです。
男性はこの金歯を買い取り業者に査定してもらい、そのお金で何かおいしいものを食べようと提案。仲間のテンションも上がり、その後の作業はかなり捗ったと言います。
さて、後日の鑑定結果はなんと19万円。昨今の金価格の上昇ぶりは耳にしていたものの、予想を上回る結果にまたまた大興奮。これを軍資金に4人で高級レストランへ行き、「濡れ手に粟で得たカネは皆でサッと使ってしまった方がいい」という男性の持論により、すべて使い切ったと言います。
