U-NEXT HOLDINGS・宇野康秀社長CEOの考える、リクルート出身者共通の強みとは(2026年撮影)
2025年11月に有料会員数500万人を超え快進撃を続ける動画配信サービス「U-NEXT」をはじめ、多角的な事業を展開するU-NEXT HOLDINGS。創業者の宇野康秀社長CEO(62)は新卒で約1年だけ、リクルート(現リクルートホールディングス)の不動産子会社、リクルートコスモス(現コスモスイニシア)に在籍している。人材サービスのインテリジェンス(現パーソルキャリア)、USEN、U-NEXTの3社を上場に導いた不屈の経営者の原点は、リクルートコスモスでの経験にある。
『起業の天才!――江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』(新潮文庫)の著者でジャーナリストの大西康之氏がインタビューした。
リクルートを内定辞退し子会社に
――最初の就職先にリクルートコスモスを選んだのはなぜですか?
宇野:大学のプロデュース研究会で学生ベンチャーをやっていた頃、よく協賛してもらっていたのがリクルートでした。そのご縁で、リクルートの社員と接することも多かった。「面白い人たちがいる会社だな」と興味を持ったのですが、今思うとあれもリクルートの採用戦略の一部だった気がします。
実は私の父(大阪有線放送=後のUSEN創業者の宇野元忠氏)も江副さん(リクルート創業者の江副浩正氏)と接点があって、リクルートという会社の存在は早いうちから知っていて、急成長している会社で、独特の文化を持っている、という知識も持っていました。
いずれ起業することは決めていたので「入社して最初の3年は研修」というエスタブリッシュメントの会社よりは、「すぐに現場で仕事を任せてもらえる」という環境に魅力を感じ就職先はリクルートしか考えていませんでした。
大学4年生の4月、リクルートの主催とは知らずに企画コンテストのようなものに参加して合格したら、リクルートの人が来て「君、内定だから」と言われました。私は留年が決まっていて「来春に卒業はできません」と打ち明けると、「1年後にこい」と言われました。
