交流戦の成績はどう影響したか
オリックス戦(6月14日)で延長10回にサヨナラ負けとなった藤川阪神。雨天順延となった甲子園での2試合を残しているが、交流戦では球団ワーストタイ(18試合制となった2015年以降)の11敗目(5勝)を喫した。それに伴い球団の展開するビジネスの現場でも異変が起きていた。
交流戦前、首位だった阪神は貯金11で2位ヤクルトと0.5ゲーム差、3位巨人とは4.5ゲーム差あった。しかし6月14日現在、交流戦での借金が6となり貯金が5に減少。首位の座を巨人に明け渡し、ヤクルトとのゲーム差もなくなってしまった。
交流戦での打率.216は12球団中9番目、得点は最下位と打撃面での不振が顕著だ。とりわけ、DH制が採用されるパ・リーグ本拠地でのビジター9試合は3勝6敗と大きく負け越した。阪神担当記者が指摘する。
「パ・リーグ球団との差はDH。阪神のビジター球場でのDHの打率は.111(27打数3安打)。打者9人のメリットを生かせなかった。しかも打順が6番や7番での起用で、4打席立たせることでゲームの流れを変えられるバッターがベンチにいないことが露呈してしまいました」
攻撃面ではリードオフマンの近本光司(4月26日・広島戦で死球骨折)を欠き、ブルペンでは石井大智の不在も影響した。スター選手の不在は、グッズ販売の現場にも直撃している。
甲子園球場前にある「チームショップALPS」には全選手のレプリカユニフォームや選手応援タオルが揃うが、近本や石井の不在は大きい。「レプリカユニフォーム」(税込1万5000円)も「応援フェイスタオル」(同1100円)もメインで展示されているものの、在庫が多く残っている状況だ。
近本の場合、「選手クレスト缶バッジ」(同440円)、「アクリルキーホルダー」(同770円)、「選手クレストフェイスタオル」(同1650円)、「ビクトリーボールライト」(同3500円)など、佐藤輝明や森下翔太、大山悠輔、中野拓夢らとともに看板選手としての限定商品も多く販売されているが、いずれも売れ行きが鈍い。中心選手の離脱がグッズ売り場にも影を落としている。
