気をつけたい4つのポイント
第一に信用リスクです。社債は発行企業が経営破綻すると、利息や元本が戻ってこない可能性があります。そこで参考にしたいのが「格付け」です。AAやAなど高い格付けの銘柄ほど信用力が高いとされ、初心者はまず高格付けの銘柄から検討するのが安心です。
第二に途中で売りにくいこと。社債は満期まで保有するのが基本で、途中で換金しようとしても買い手がつきにくい場合があります。当面使う予定のない余裕資金で買うのが鉄則です。
第三にNISAは使えない点。社債そのものはNISA口座では購入できません。ただし債券に投資する投資信託やETFの一部はNISA対象になります。
第四に人気銘柄は早期完売すること。ソフトバンクグループなど人気の社債は、募集開始から数時間で売り切れることも珍しくありません。気になる銘柄があれば、証券会社の発行情報をこまめにチェックしておきましょう。
預金に眠らせているお金の一部を、社債で少し働かせてみることで資産運用の幅を広げることができます。インフレ時代の資産防衛の一歩として、検討してみてはいかがでしょうか。
今回のまとめ
・貯蓄から投資への流れで政府も後押しする「社債」の拡大に期待
・ネット証券で10万円程度から購入可。NISAは使えない点に注意
・信用リスクに備え高格付けを選び、余裕資金で買うのが鉄則
【プロフィール】
藤川里絵(ふじかわ・りえ)/個人投資家・株式投資講師・CFPファイナンシャルプランナー。2010年より株式投資をはじめ、主に四季報を使った投資方法で、5年で自己資金を10倍に増やす。普通の人が趣味として楽しめる株式投資を広めるため活動し、DMMオンラインサロン「藤川里絵の楽しい投資生活」を主宰。本稿の関連動画がYouTubeにて公開中。