65歳からの「セカンドライフ」をどう楽しむか(イメージ)
ひと言で「老後」といっても、いくつもの壁がそびえ立っている。多くが定年退職を迎える65歳の壁を乗り越えるためには、これまでの生活を振り返り、「やめること」「始めること」を正しく把握することが重要だという。人間関係の面で意識することについて、専門家にアドバイスをもらった。
「余生」ではなく「セカンドライフの始まり」
65歳からの生活について、シニア生活文化研究所代表理事の小谷みどり氏が指摘する。
「65歳からの人生を『余生』と考えることをやめ、『セカンドライフの始まり』ととらえることが大切です。まだ体が動く最後の期間に新たな人間関係の構築や新たな役割にチャレンジすると、その後の人生が変わります」(以下、「 」内は小谷氏)
そこでまず、従来の「肩書き」を捨てることが欠かせない。
「『どこそこの企業で部長でした』という自己紹介では人間関係は広がりません。65歳からの人間関係は“所属”ではなく“相性”で決まり、過去の業績ではなく現在の関心を語ることができる人ほど、新しい仲間と出会いやすい」
65歳はまだ働ける年齢だが、現役時代の経験にこだわるのは避けたい。
「65歳からの仕事は“キャリアの継続”より“役割の再発見”が求められます。セカンドライフで成功するための秘訣は、人の役に立つ、体を動かす、地域とつながるといった、現役時代とは違う価値観を身につけること。それまでの仕事に対するプライドをきっぱり捨て去ることも大切です」
