年金受給額を増やす条件をチェック
老後生活を支える大きな柱となる年金。いったん受け取り始めると金額は変わらないと考える人が多いが、実は受給額を増やす方法が複数ある。今すぐにチェックしたい「年金最大化」の方策を専門家が指南する。【年金を最大化する知恵・全3回の第1回】
年金を増やすための3つの方法
年金制度に詳しい社会保険労務士の星川秀幸氏が指摘する。
「年金を増やすには『もらい忘れチェック』『受け取り方の工夫』『働いて増やす』の3つの方法があります。ただし、年金は申請主義なのでただ待っているだけで受給額が増えることはなく、仕組みを理解して行動することが肝要です」
今受け取っている年金の受給額を増やすには何をすべきなのか。以下、詳しく見ていく。厚生年金は加入期間や保険料の支払い状況などに応じて受給額が決まる。まず確認したいのが「加入履歴漏れ」の有無だ。星川氏が語る。
「現役時代に転職を繰り返した人は前職の記録が次の勤務先に引き継がれず、加入期間に空白ができて年金の“もらい忘れ”が生じている可能性があります。昔は転職回数が多いとイメージが良くないからと、短期間で会社を辞めた人が初めて就職したことにするケースが多々見られました。そのたびに勤務先で新しい年金手帳を作って、手帳を2~3冊持っているような人は要注意です」(以下、「」内は星川氏)
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