避難所生活を想定して防災リュックにも備えを
ここまでの「トイレ」と「水」の備えは、在宅避難を想定したものです。これに合わせて、避難所に行くことも想定して、防災リュックにもそれぞれを用意しておく必要があります。
その目安はというと、トイレは簡易タイプの災害トイレを数回分、あるいはペットシーツを数枚です。水は1人あたり、2リットル×3本、500ミリリットル×6本です。
防災リュックに入れておく水の備え
避難所に行けば水はもらえるだろう、と思うかもしれません。しかし、それは大きな勘違いです。避難所が提供してくれるのは基本的に床と天井だけ。水の配給があるかどうかはわからないので、自分たちで用意しておく必要があります。
トイレも同様です。体育館や公民館など避難所となる施設にトイレ自体はあります。でも日常より多くの人が使いますし、そのうえ、掃除がままならないためすぐに詰まってしまう。避難所開設から2~3日もたたずにトイレは使用禁止となるケースが少なくないのです。
のどの乾きや排泄といった生理的現象の我慢には限界があるもの。「水」と「トイレ」はまさに、防災の第一歩と覚えてください。
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【つづきを読む→】「室内の落下対策」「懐中電灯」は100均グッズを活用、「モバイルバッテリー」は大容量を 国際災害レスキューナースが教える“プチプラ防災術”
【プロフィール】
辻直美(つじ・なおみ)/国際災害レスキューナース。一般社団法人育母塾代表理事。阪神・淡路大震災を経験し、実家が全壊したのを機に災害医療の道に。現在はフリーランスのナースとして、「災害は怖いけど防災はオモロイ」をテーマに講演や防災教育を行うほか、後進の指導にも注力。主な著書・監修書は『プチプラで地震に強い家づくり』(扶桑社)、『保存版 防災ハンドメイド 100均グッズで作れちゃう!』(KADOKAWA)、『地震・台風時に動けるガイド』(メディカル・ケア・サービス)、『レスキューナースが教える 最強版 プチプラ防災』(扶桑社)など。
