災害時、電灯やスマホはすぐに使えるようにしたいもの(写真:イメージマート)
熊本地震の甚大な被害を目の当たりにして、地震の恐ろしさ、備えの大切さについて思いをはせる人も多いだろう。しかし、いざ「ちゃんと防災を考えよう」と思っても、「何から手をつければいいのか?」「意外とお金かかる?」と気持ちが萎えてしまう人もいるかもしれない。そこで、国際災害レスキューナースの辻直美さんが「なるべくお金をかけない備え方」を解説する。「水」と「トイレ」の対策を紹介した前編に続き、後編では「落下対策」「光」「モバイルバッテリー」について解説する。【前後編の後編】
*本記事は2023年3月に公開した記事を一部再編集したものです。
(目次)
目次
100均グッズを活用して「室内の落下対策」
防災を行ううえで大切なのは「優先順位」。一度に完璧に備えようと気負うのではなく、「自分にとって何が大切か」を考えて、そこに手当てをしておくことです。
生きていくために必要な水、避けられない排泄に関するトイレの優先順位は高く、まず備える必要があります。この2つが押さえられたら、落下対策、光、モバイルバッテリーの3つも備えておくべきです。
大きな地震が発生すると、家中のものや家具が落ちたり、倒れたり、移動します。場合によっては、テレビや電子レンジといった重い家電が飛んできます。命を守るため、そしてすみやかに日常にもどるため、室内の落下対策は必要です。
ここで活躍するのが、100均のアイテムです。最近では、100均に防災コーナーが設けられていたりして、ラインナップも充実しています。
100均で買うことができる耐震グッズ
電子レンジやテレビの下は耐震ジェルを、家具の足元には耐震板をかませます。とくに100均の滑り止めシートはとても優秀。これを棚に敷いたり、収納ボックスの底に貼ったりするだけで、地震発生後の状況はまるで変わります。

