広がる大手メーカーと中小メーカーの格差
苦境に立たされる遊技機メーカーは、豊丸産業だけではない。
1960年創業の遊技機販売メーカー・西陣は、2023年3月に廃業。同社ブランドの遊技機を開発するソフィアは現在、円谷フィールズホールディングスの子会社となり、ソフィアの遊技機は販売業者であるフィールズによって販売されている。
1950年創業の遊技機メーカー・高尾は2022年5月、66億7996万円の負債を抱え、民事再生手続を開始。2023年1月に遊技機メーカー・オーイズミの完全子会社となり、同社傘下のメーカーとして事業を継続している。
1950年創業の遊技機メーカー・マルホン工業は。2015年9月に約73億8400万円の負債を抱え、民事再生法の適用を申請。以後、事業を縮小し継続している。
「経営が苦しくなるメーカーに共通しているのは、話題性があるアニメや漫画などの大型版権のコラボ機種を開発していないことですね。マルホンはコロナ前の倒産ですが、そのほかのメーカーについては、コロナ禍でのホール減少・ユーザー減少の煽りをダイレクトに食らっています。人気のある大型版権を持つ大手メーカー優位の中、コロナ禍でより一層厳しくなるパターンが多い。大手メーカーと中小メーカーとの格差が広がっている現実が、浮き彫りになっていると言えるでしょう」
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