財産は地方のボロボロの自宅のみ、自分たちが亡くなったらどうするべきか
いま、全国各地で問題になっている「空き家」が増える最大の理由がこのパターン。そのまま放置していると、空家等対策特別措置法により、行政の指導・勧告を受けた場合、固定資産税が最大6倍になるなどの大きなペナルティーがある。対策の1つが前出の「相続放棄」だが、ほかのプラスの財産も受け取れなくなるうえ、放棄しても空き家の管理義務が残る場合がある。
「『相続土地国庫帰属制度』で国に引き取ってもらうこともできますが、これは建物を取り壊して更地でなければならない、近隣との境界線が確定していなければならないなど、いくつかのハードルがあります」
空き家バンクへの登録といった手もあるが、安くても引き取ってくれる業者を探すのがいちばんだ。
「“10万円で買い取ります”などと言われると損だと感じるかもしれませんが、古い家はお金を上乗せしないと引き取ってもらえないケースもあります。それでも、所有しているだけで負担になるくらいなら、手放す方がスッキリする。もし反対する相続人がいたら“じゃあ、あなたの好きにしてください”と、その人に相続登記してしまっていいくらいです」(田渕さん)
空き家の解体には補助金を出す自治体が増えているので、うまく活用するといいだろう。
▼▼▼第3回▼▼▼
【つづきを読む→】「二次相続の負担を軽減させる方法」「失敗しない生前贈与」「残った医療保険の給付金の扱い」
※女性セブン2026年8月20・27日号