コンサートの現場には老若男女のファンが訪れることでも知られるモナキ
男性アイドルグループ・M!LKや、男性歌謡コーラスグループ・モナキ、女性アイドルに目を向けると、FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE、CUTIE STREETなどの「KAWAII LAB.」勢など、ステージを全力で駆け抜ける “全力系”のアーティストが近年、人気を博している。
SNSでは長らく、誰かの主張やトレンドを斜に構えて茶化すような「冷笑系」のトレンドも目立っていたが、こうした全力系が流行するようになった背景には、何があるのか。彼ら/彼女らのファンたちに話を聞くと、「物価高や将来への不安が続くなか、何かを全力で楽しむ姿に励まされる」と口を揃える。
「振り切っていること自体がかっこいい」
都内の私立大学に通う女性・Aさん(21歳)は、FRUITS ZIPPERやCANDY TUNE、CUTIE STREETなど、いわゆる「カワラボ」のアイドルを推しており、現場にも足を運んでいるという。
「曲も衣装も振り付けも、『かわいい』を全力で極めているじゃないですか。中途半端に照れないところが大好きなんです。きっと、昔だったら“ぶりっ子っぽい”“狙いすぎ”とか茶化す人もいたと思うけど、今はそこまで振り切っていること自体がかっこいいっていう価値観が高まっていると思う」(Aさん)
Aさんはさらに、若者世代の間で何かに熱中することへの感覚も変わったと語る。
「大学でジャンルが違う友達とも普通に『誰推しなの?』って話します。グッズをバッグにつけたり、持ち歩くのも全然恥ずかしくない。むしろ、人が好きなものに『それの何がいいの?』『え、ダサくない?』とか、わざわざ言う人のほうがダサい感じがありますよね。“好きなら堂々と好きでよくない?”っていう子が増えていると思います」(同前)
