プルデンシャル生命保険の得丸博充社長(時事通信フォト)
社員らによる約31億円の金銭詐取問題を受け、2月9日から新規契約の販売自粛を続けるプルデンシャル生命保険。10月2日には、金融庁が保険業法に基づく一部業務停止命令を出す方向で検討していると報じられ、事態は行政処分という新たな局面を迎えつつある。
そのなかで注目されているのが、8月24日に同社が公表したのが、多摩支社に所属していた40代の男性営業社員(以下、X氏)による不適切な金銭受領の疑いだった。
X氏は「高金利預金」など事実と異なる架空の商品の説明をして、複数の人から金銭を受け取っていた疑いがあり、販売自粛の開始後にも行われていた可能性があるという。X氏はすでに死亡しており、被害の全容はいまだ明らかになっていない。
同社関係者が、公表に至るまでの経緯を明かす。
「8月初旬に、会社によるX氏への調査が始まりました。X氏が亡くなったのは、その後の8月中旬のことです。前職は地元のJAに勤務しており、プルデンシャルへ転職してきました」
そして同社は9月16日付で、X氏が所属していた多摩支社を閉鎖している。
事実関係もさることながら、注目すべきはX氏の暮らしぶりだ。近隣住民の証言からは、“自粛中の不正疑い”を想起させる素顔が浮かび上がってきた──。
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