暮らしのマネー
2017年9月25日 16:00
私はすぐにフロントに電話をし、部屋の交換を要求しました。フロントのスタッフは注射針をしげしげと見つめた後、「どこにあったんですか?」と尋ね、私が「ソファーの隙間です」と答えると、「そうですか」と、ひと言。特にお詫びのコメントはなく、「ではこちらの部屋をお使い下さい」と、新しい鍵を出してきたので、私は荷物を抱えていそいそと新しい部屋へ移りました。
ベッドに横になると、
「もしあれが覚醒剤だったら、自分は逮捕されてしまうのか?」
「今ごろ、フロントの人間は『注射針を持っている怪しい客がいる』と、警察に連絡しているのではないか」
「2度と治らない病気に感染してしまったのではないか……」
など、あらゆる最悪のケースが頭を駆け巡ります。しかしそのうち眠りについてしまい、翌朝、チェックアウトをすると、私の“事件”は引き継ぎされていないのか、ここでも詫びの言葉はナシ。結果的に私は、警察に拘束されることも、体調が悪化することもなく現在に至っているわけですが、あの宿が私にとって「人生最悪の宿」だったことは疑いの余地はありません。
当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。
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