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中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

東大・一橋大を卒業後、無職・フリーターの道を選んだ人たち

高学歴でもエリートの道を選ばなかった人の思いは?

 ネットで毎度議論を呼ぶテーマは多数存在する。場合によっては炎上することもあるが「学歴」はその定番といえよう。「このFランが!」やら「高卒が!」などに加え、「東大卒でもバカはバカ」など学歴が絡むとネット上の感情のこもった雑談は活性化する。そして「オレは学歴はないけど高年収だ」といった自慢をする人も出てくる。ネットニュース編集者の中川淳一郎氏がこれまでに出会った「高学歴だけど卑屈な人」ないしは「高学歴を生かさない人生を送る人」について振り返る。

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 ネット上の論争やら単なる罵倒合戦を長年見続けてきましたが、「学歴」の話題は毎回ホットになりますね。「年収の高い大学ランキング」とか「学歴の高い子を持つ親の年収は高い」とか色々ありますが、高学歴の人々(通った大学のレベルが高いとされている人々)に対しては、基本的には「いい会社入っていい人生送ってる」的なステレオタイプな見方が存在します。

 ネットにおける意見の場合、色々こじらせているのは、「本当はもっと偏差値の高い大学に行けたのに、行けなかった」と考える人々です。こうした人々は妙に旧帝大・早慶・東工大・一橋に対して敵意を見せる。学歴なんてものは、現在の自分を構成する単なる一要素であり、今の自分で勝負すればいいんじゃないの? なんて言った場合、いわゆる「高学歴者」の発言だと「お前には“持たざる者”の苦労が分からない!」と批判が来る。

 ならば、いわゆる高学歴だけど、その後その学歴の恩恵を受けていない人・ないしは敢えてそれを利用しなかった人についてここでは書いてみます。彼らは学歴に特にこだわっておらず、「まぁ、たまたま自分の偏差値的に合ったから行っただけで、その後の人生は別にその大学らしいキャリア官僚やら総合商社、弁護士、会計士にならないでもいいだろ?」と語ります。

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