中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

長時間電話、テーブル席占拠…、飲食店でマナーが悪い客は結局損をする

 やってきた生ビールを飲みながら、結局10分以上電話をし続けました。電話が終わったところで、ベテラン店員が男性の元へやってきて、カウンターへ移動するよう伝えました。あぁ、やっとうるさいのが消えた、と思ったら再び彼は奥のカウンターで電話をしたり、1つしかないトイレに入ろうとドアを開けようとした人をどかして便所に入る。よっぽど尿意が高まってはいたのかもしれませんが、頭を下げてお願いすべき状況だったといえましょう。

 店員も我々の席に来て「ごめんなさいね」なんて言いましたが、まぁ、店にとっても迷惑な客だったことは間違いありません。

居酒屋店員から聞いた「過去最悪の客」

 さて、非常識な客はこれ以外にもいくらでも見てきましたが、我々は彼らを反面教師とし、店員から「いいお客さん」と思われるようになった方がずっといい。

 基本的には「飲み物と食べ物をそれなりの量頼む」「店が混んできたら席を詰めたり、場合によっては次の店に行く」「店員には敬語で接する」「いくら楽しくても大声で喚かない」「混んでいる時、注文を取りたいからと『スイマセン!』『スイマセン!』と連呼しない」といったあたりを守っておけばいい。さらには時には大勢で予約をしてお金をたくさん落としたりもする。

 こうしたことをその店で何度かやっていれば、いつしか「いいお客さん」扱いを受け、けっこう優遇してもらえることもあります。それこそ、タダで生ビールを1杯出してくれたり、別の席の注文を聞き間違えてしまったものをこちらに渡してくれたり、激込みの時であってもなんとか席を空けておいてくれる、といったこともあります。人気ラーメン店で、新開発中のメニューの試作品を「これ、これから出そうと思うんだけど味見してもらえるかな?」なんて頼まれた時は嬉しかったです。

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