住まい・不動産

埼玉随一の金持ちタウン「さいたま新都心」 住む街としての魅力

「新都心」の名に恥じぬ高層ビルが立ち並ぶ

 住んでみたい街の理想と現実には、得てして大きな差があるものだ。憧れのあの街は果たして本当に素敵な街なのか? まったくノーマークだけど、実は住みやすい街は? 今回は、「さいたま新都心」(埼玉県さいたま市)について、ライターの金子則男氏が解説する。

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「埼玉の県庁所在地は?」と聞かれて「浦和」と答えてしまう人は、若くても30代でしょうか。2001年に浦和、大宮、与野が合併して「さいたま市」が誕生し、新たな県庁所在地「さいたま」が誕生。県庁は浦和駅の近くにありますが、さいたま新都心駅の西口には合同庁舎や税務署、赤十字病院などが立ち並び、「ここが中心地」という威厳に満ちています。そんなさいたま新都心ですが、住む街としてもなかなか魅力的です。

 公共交通機関の充実度は、なかなかのものです。京浜東北線、宇都宮線、高崎線の3線が通り、都心方面へのアクセスは問題なし。いざという時は、歩いて数分の北与野駅から埼京線で東京へ向かうという手もあります。さらに隣駅の大宮は、東北・山形・秋田・北海道・上越・北陸新幹線が通り、あらゆる方向に移動が可能。池袋・新宿・渋谷に直結する湘南新宿ラインが目の前を通過してしまうのは大変痛いですが、贅沢を言えばキリがありません

 道路状況に関しては「ぼちぼち」といったところでしょうか。高速道路の入り口は駅前にありますが、関越道や東北道を使う際に、一旦東京方面に出るのはかなりのストレスです。一般道の頼みの綱は、たっぷりと道幅を取った国道17号線のみ。埼玉スタジアム方面への道路状況も良好とは言い難く、車でサッカー観戦しようと思うと、とんでもなく難渋されられます。

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