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住まい・不動産

今や通勤圏内の「つくば」 大型モール健在で過疎化の心配も少ない

計画的に整備されたつくば駅の駅前

 住んでみたい街の理想と現実には、得てして大きな差があるものだ。憧れのあの街は果たして本当に素敵な街なのか? まったくノーマークだけど、実は住みやすい街は? 今回は、SUUMOの「住みたい街ランキング2018」で51位にランクインした「つくば」(茨城県つくば市)について、ライターの金子則男氏が解説する。

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 筑波大学、筑波山、1985年に開催された通称「つくば万博」など、全国区の知名度を誇る「つくば」。「筑波」「つくば」と表記は2種類存在しますが、市名および中心となる駅名は「つくば」です。

 1960年代に「研究学園都市」として整備されることが決まり、1973年に東京教育大学が移転して筑波大学が誕生。現在では、国や企業の研究施設が多数存在し、アカデミックな雰囲気が漂っています。トリビアとしては、かつては市外局番が「0298=つくば」でした。

 長らく鉄道から見放され、陸の孤島だったつくばですが、それを一変させたのが2005年のつくばエクスプレスの開通。それまでは都内に出るには高速バスに乗るか、バスで常磐線の駅に出るしか方法がなく、メインルートの高速バスは渋滞で時間が読めないため、非常に面倒でした。しかし、最高時速130kmで走るつくばエクスプレスなら、つくばから終点の秋葉原まで45分、北千住までなら33分。一気に通勤通学圏内になりました。

 道路状況は計画都市だけに良好。基本的に道幅は広く取られており、高速の入口へもスムーズです。筑波大学のキャンパス周辺には「東大通り」がありますが、これは「とうだいどおり」ではなく「ひがしおおどおり」。首都圏中央連絡自動車道の開通により、“横方向”の移動も便利になりました。ただ、注意が必要なのは自転車。筑波大の学生をはじめとして、自転車利用者が非常に多いので、信号の無い横断歩道などは要注意です。

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