住まい・不動産

2020年開業の山手線新駅 周辺再開発でブランド化必至か

山手線の内側では最後の大規模再開発

 山手線の内側がほぼ開発し尽くされてしまったいま、新駅付近で展開される再開発計画の面積は13ヘクタール(東京ドーム2.8個分)に及び、都心では最後の大規模再開発です。その事業費はおよそ5000億円と言われており、オフィス、商業、住居など、高層ビルが7棟建てられる予定です。

 駅の西側の「高輪」は、都心部の麻布、青山、広尾、あるいは田園調布や成城などに比べると、高級住宅地としての知名度こそ下回るかもしれませんが、街に漂う高級感は、それらの街に引けを取りません。泉岳寺には『忠臣蔵』で有名な赤穂浪士のお墓があり、周辺には各国の大使館が立ち並んでいて、文化と歴史の香りがしますし、高輪1丁目にある「高輪皇族邸」には、天皇・皇后両陛下が退位後に引っ越しされる予定になっています。現時点では買い物環境はあまり良好とは言えませんが、新駅が完成すれば、状況は劇的に改善されると思われます。

 新駅開業で完成する近隣の商業ビルにどんな施設が入るのか、その詳細は明らかになっていませんが、新しモノ好きな人、情報感度が高い人が好みそうなお店が入るのは間違いないでしょう。新幹線や羽田空港へのアクセスも良いので、芸能人や出張の多いエリートビジネスマンがこの街に狙いを定めるであろうことは容易に想像がつきます。現在は「品川新駅」(仮称)などと呼ばれていますが、今年の冬までに正式駅名が発表された暁には、新駅の駅名が一気にブランド化することも十分にあり得ます。

 となると問題は家賃ですが、それを考える上でひとつの目安になるのは、新駅予定地からほとんど離れていない場所にある都営浅草線の泉岳寺駅。泉岳寺駅の家賃相場はワンルーム・1K・1DKで11.72万円(9月5日時点、ライフルホームズ調べ)で、これは都内でも最上位クラスです。これが山手線になれば、相場がさらに2~3割跳ね上がっても不思議ではありません。

 リニア開業を見越したオフィス需要が高まることは間違いありませんし、再開発地区に建設されるマンションは、天井知らずの価格が付けられるはずです。1人暮らし用でも最低5000万円、ファミリータイプともなれば軽く1億円を超えてくるでしょう。

 ただ繰り返しになりますが、交通の便利さはこれ以上望みようがないほど最高。今後山手線の新駅が誕生する可能性はほぼないので、こんなに便利な場所に住むチャンスは最後かもしれません。お金に余裕のある人は注目してみてはいかがでしょう。

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