トレンド

2文字送信で1500円? 占い「メール鑑定」の壮絶課金システム

占いサイトで気づけば高額課金してしまうのはなぜ?(イラスト/やまなかゆうこ)

占いサイトで気づけば高額課金してしまうのはなぜ?(イラスト/やまなかゆうこ)

 現在、一大ブームとなっているインターネットを介した“ネット占い”だ。占いサイトやアプリの利用者は1000万人以上と言われるが、玉石混交の占いサイトが乱立しているのが実情だ。占いサイトには様々なタイプがあるが、その中のひとつ、「メール鑑定」の実態はどうなっているのか。本誌・女性記者Fが体験レポートする。

 * * *
 今回、トライしてみたのは「霊視占い」。「私にはあなたの魂の叫びが聞こえる!!」という、今人気の霊能鑑定である。

 設定は、もう1人の記者・Oさんと同一サイトに「初回鑑定無料」で登録し、相談内容を「借金で困っていて大金が必要」で統一。課金も3000円まではOKと決め、「数人のライターがいろんな鑑定師になりすましている」や、「回答にはマニュアルの文章がある」という噂も確かめることにした。

 登録したのはフェイスブックで「99.5%当たる!」と、ビミョーな確率でバンバン広告を打っている某サイト。

 さっそくメールを送ると、寿限無(仮名)という「除霊・降霊・浄化」を専門とする僧が「あなたは借金したくてしたんじゃない。根の深い【悪循環】を感じる」と即答。ふむふむ。借金の額と経緯が知りたいというので、「借金1000万円、夫は失業中、小学6年生の娘あり。両親はすでに他界」と送ると、「失業保険の手続きは? 小学生の娘さんがいるなら役所に相談するのも手」と返ってきた。霊能師というより、町内会の世話役みたいだ。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。