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投資

「つみたてNISAでも怖い」と思う人向けの究極のローリスク資産防衛術は

定年後の資産運用でリスクをとりたくない人はどうする?

定年後の資産運用でリスクをとりたくない人はどうする?

「資産運用」と聞くと、「リスクが怖い」「敷居が高い」と尻込みするシニアも少なくないだろう。だが、投資のエキスパートである元証券マンからは、「老後資産を減らさないためにもリスクを減らした運用を心がけている」という声が多い。

 元外資系証券マンが注目するのは、「つみたてNISA」だ。現役世代はもちろん、リタイア後から始めるメリットも大きいという。

「年間40万円を上限に積み立て投資を行ない、運用益は20年間非課税になるので、税制上のメリットが大きい。60代で始めて20年間積み立てた場合、人生100年時代を見据えた資産対策となる。

 対象となる投資信託は手数料が安く、長期投資に適したものが厳選されています。また、月額1000円から積み立てられる金融機関もあり、少額をコツコツと積み立てるので、一度に大量に高値で投資してしまうリスクも避けられます」

 投資信託といえば、「資産運用の入門」として金融機関の窓口などで見聞きする機会が増えているが、日興証券(現SMBC日興証券)OBで株式評論家の植木靖男氏(80)は「初心者こそ投資信託」という常識に潜む“罠”を指摘する。

「初心者は“まず投信から始めて慣れてきたら個別株へ”といわれますが、私はいきなり投資信託をするのは得策ではないと考えます。他人に任せて投資の勉強にならないのに、高い手数料を払うことになる。

 それよりも、まず個別株を自分で売買して、投資の感覚に慣れることが大切です。そして確かな目が養われた後で、自分では手の出せない投資先を組み入れた投信に目を向ければいい。なるべく安定的な銘柄で少なくとも4~5年は勉強してから手を広げるべきでしょう」

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