マネーポストWEB「マネーポスト」公式サイト

田代尚機のチャイナ・リサーチ

金価格が上昇、米利下げ転換の可能性や中央銀行の準備拡大も影響か

2019年6月12日 7:00

 ワールド・ゴールド・カウンシルが発表したデータによると、2019年第1四半期に世界の中央銀行が購入した金は145.5トンで、前年同期比68%増となった。中国のデータも平仄を合わせて示しておくと、この期間、30トンを購入している。ちなみに前年同期はゼロである。金への需要は1053.3トンで、中央銀行の割合はそれほど大きいわけではない。しかし、全体が7%増に留まっている中での大幅増である。

 各国当局は、債券、株式市場に対して弱気の見通しを持っているのか、地政学リスクを気にしているのか、それともトランプ大統領の国際秩序を崩壊させるような「アメリカ第一主義」にドル覇権の弱体化を予想しているのか。いずれにしても、世界の金融当局が金を買い込んでいるといった事実は見逃せないだろう。

 金への投資は金利や配当が付かないといったデメリットがあるので、平常時には投資対象としての需要は小さい。しかし、世界経済が不安定になるような時期、投資家が株式、債券、REIT(不動産投資信託)などの金融商品にリスクを感じるようなときには、逆に需要が大きくなる。非常時に備えたいと思う投資家は金への投資を一度、検討しても良いだろう。

文■田代尚機(たしろ・なおき):1958年生まれ。大和総研で北京駐在アナリストとして活躍後、内藤証券中国部長に。現在は中国株ビジネスのコンサルティングなどを行うTS・チャイナ・リサーチ代表。メルマガ「田代尚機のマスコミが伝えない中国経済、中国株」(https://foomii.com/00126/)、ブログ「中国株なら俺に聞け!!」(http://www.trade-trade.jp/blog/tashiro/)も展開中。

不動産売却の完全マニュアル
不動産売却の完全マニュアル
【2020年版】不動産一括査定23サイトを徹底比較!
【2020年版】不動産一括査定23サイトを徹底比較!
【無料】すまいValueで大手6社に不動産一括売却査定
【無料】すまいValueで大手6社に不動産一括売却査定

注目記事

2か月で15万円の利益を狙えた?FX自動売買のドル円取引例
人気の最新FX自動売買を8選!稼ぐ投資家の秘訣も紹介

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

SNSでマネーポストWEBをフォロー

  • facebook:フォローする
  • twitter:フォローする

【お知らせ】

2021年4月1日以降の価格表示に関して

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。