家計

「守るお金」の運用は金利の仕組みと金融商品を知ること重要

“お金のお医者さん”として知られる「家計の見直し相談センター」の藤川太氏がお金に関する固定観念を解きほぐす『マネーポスト』連載「お金持ちの方程式」。今回は、日本経済がデフレを脱却し、いよいよインフレに突入しようとするなか、「守るお金」(積極的に投資に回せないお金)はどう運用していけばいいのか、そのノウハウを解説する。

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「守るお金」の具体的な運用方法について、ポイントは2つあります。1つめのポイントは「金利の仕組みを知ること」です。

金利は期間によって「短期金利(1年以下)」と「長期金利(1年超)」に分かれます。短期金利は日本銀行が政策決定会合で決める政策金利であるのに対し、長期金利は市場で取引される新発10年もの国債の利回りで決まってきます。

そこで金利動向を見ていくと、まず日銀が「異次元の金融緩和」を断行しており、それが少なくとも2014年末までは続くと見られるなか、短期金利の上昇はしばらく考えにくいでしょう。

一方、長期金利は市場で決まるため、なかなか読みにくい面はありますが、基本的には「今後短期金利が上がるだろう」といった思惑から短期金利に先んじて上昇することが多いようです。

それは過去の推移からも明らかです。たとえば日銀が2001年にゼロ金利政策という金融緩和に踏み切って以降、短期金利が0%近くに張りつくなか、長期金利は2003年6月に0.43%まで低下しました。ところが、景気回復に伴って2006年7月に日銀はゼロ金利を解除して政策金利引き上げに転じ、短期金利は0.5%台まで上昇。長期金利はそれを見越して同年5月には2%台に上昇しました。

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