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親が「転勤族」の悲喜こもごも 友人との別れ、性格の変化…

引っ越しの繰り返しが子供たちにどんな影響を与えるのか

引っ越しの繰り返しが子供たちにどんな影響を与えるのか

 6月半ば、「育児休暇が終わった直後に地方への転勤を命じられた」というツイートがネットを騒がせた。会社員であれば、転勤はある程度覚悟しておかなければならないだろうが、家族がいれば問題はより切実だ。特に親の仕事の都合で転校を強いられる子どもへの影響は少なくないだろう。いわゆる“転勤族”の子どもたちは、転勤によって人生がどう変化したのか?

小学校から高校までの間に計6回転校したIさん(30代/女性)は、その影響なのか、“冷めた人生観”を持つようになったという。

「私は高校を出るまで、とにかく引っ越しだらけの人生でした。生まれたのが名古屋、幼稚園から小学校にかけて千葉→東京→名古屋→千葉、中学から高校にかけては滋賀→神奈川→千葉です。

 やっと友達ができても、ある日突然サヨナラです。中学の時、吹奏楽部でトロンボーンを始めました。ようやく音が出せるようになり、楽しくなってきたところで転校。転校先の学校の吹奏楽部はトロンボーンに空きがなく、あの時は親を恨みました」

 Iさんは現在40代なかば。当時は携帯電話やSNSがなく、転校すれば友人関係もそれっきりだった。そんな生活は、Iさんの人格形成に大きな影響を与えたそうだ。

「もともとの性格もあったと思いますが、物事を深く考えなくなりました。その場限りというか、その時楽しければ良いというか、刹那的になりましたね。一生懸命に友達を作っても、マジメに部活をやっても、ある時突然、自分の力が及ばない所で、それが断ち切られてしまうのですから。ただ、それほど辛かったわけではありません。『世の中は不条理なことだらけ』ということを、人より少し早く学んだだけです」

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