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しばしば遭遇する「絶対に謝らない人」へ 謝るのはこんなに得!

「彼女とケンカになった時のことです。ケンカの理由は、明らかに彼女に非があるものだったので、彼女をけちょんけちょんに言い負かしてしまうったら、彼女は号泣。結局、付き合いはそれっきりになってしまいました。友人に『向こうが悪かったのに……』とこぼすと、『自分の彼女にケンカで勝って嬉しいか?』『“俺も悪かった”の一言で済むんだよ』と、ぐうの音も出ないことを言われました」

 成功と失敗の2つの教訓から、謝ることの大切さを学んだAさん。四半世紀にわたるサラリーマン人生では、不条理なことを言われたり、他人の失敗を自分のせいにされたり、約束を反故にされたりといった不愉快な経験を何度もしてきたが、“有事”の際にはすぐに謝るスタイルを貫くことで、何とか乗り越えてきたという。

「自分が悪い時はもちろん、どちらに非があるか分からない時も、私はさっさと謝ってしまいます。こちらが先に謝れば、大抵は相手からも、自分にも非があることを認めるセリフが出てくるもの。それでも自分の非を認めないような人間は、『その程度のヤツか』と見限って、以後は関わらないようにすれば良いだけです。とぼけたり、開き直ったり、クドクドと言い訳をするぐらいなら、さっさと謝った方が時間もムダになりません。

 ビジネスシーンでは『謝ったら負け』みたいな主張も見かけますが、それは言質を取られたら重大な影響が生じるような立場の人間の話。私のようなペーペーのサラリーマンで、しかも日本人を相手に仕事をしている人間なら、誠心誠意をもって謝れば、たいていのことは許してもらえます」

 このような言い分を紹介すれば、Aさんのことを人格者だと思う方もいるだろうが、実際の姿はそんなに美しいものではない。それは彼が事あるごとに口にするセリフに集約されている。

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