吉田みく「誰にだって言い分があります」

プチプラにパート代8万円を注ぎ込む妻 夫が気付かぬ心理とは

同じ服を何着も買ってアレンジ

「高額な商品なら注意しやすいんですけど、少額な商品についていちいち指摘すると、自分が“小さい人間”なんじゃないかって思い、自己嫌悪に陥ってしまうんです。基本的には妻のパート代の範囲なので目をつぶるべきなのか」──瀬田さんは、真剣に悩んでいるようだった。

 SNS上に妻のファンが増えれば増えるほど、プチプラアイテムを買う勢いは増していき、妻自身も、“ほかのフォロワーに負けたくない!”という思いが強くなっていっているとのこと。

 最近ではプチプラアイテムにリメイクを加えたりすることも増えてきており、全く同じ洋服を何着も購入し、手芸用品を使ってアレンジをしているそうだ。妻曰く、“一歩差をつけたオシャレ”なんだとか。

 一度に何着も購入するため、プチプラアイテムとはいえ、1回の会計が1万円を超えることもある。瀬田さんが指摘すると、“でも1着2000円もしないもん”と反撃されるという。

 瀬田さんは、「“ハイブランド品を買って”ってせがまれないだけ、幸せなんでしょうか」と呟いた。

 しかし、瀬田さんの話から察するに、妻は単なる買い物依存症とは言えないかもしれない。SNSで大勢のフォロワーに向けてプチプラコーディネート情報を発信し、反応がもらえることに、きっと喜びを感じているのだ。瀬田さんが妻に対してまずすべきことは、買い物をやめさせることではなく、妻の心にある“承認欲求”を満たしてあげることかもしれない。

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