吉田みく「誰にだって言い分があります」

サブスク貧乏「得かと思ったら高くついた…」30代夫婦の失敗例

“サブスクで節約”の道は険しい(イメージ)

 すっかり定着した感のあるサブスクリプションサービス(定額を払うことで一定期間サービスを受けられるもの)だが、使いこなすのは想像以上に難しい。契約中のサブスクを見直したという夫婦のケースを、フリーライターの吉田みく氏が報告する。

 * * *
「妻なりの節約のようですが、いまいち効果を実感できていないのが本音です」──千葉県在住の印刷会社勤務、浜野忠さん(仮名・35歳)は家で契約中のサブスク利用に頭を抱えていた。

“妻には家庭を守ってもらいたい”という強い思いから、働きに出ないでほしいと伝えている。そのため、浜野さんの収入だけで生活費を賄っているそうだ。

 サブスク(サブスクリプション)とは、購入や利用ごとに料金を払うのではなく、毎月など期間内に定額を払うことで、一定のサービスが受けられる契約形態を指す。代表的なのは、音楽や動画の配信サービス。最近では飲食店やアパレルなどのサブスクも増えており、使い方次第ではかなりお得なケースもある。

 浜野家が現在契約中のサブスクは、ウォーターサーバー、動画配信サービス、喫茶店の3つだという。金額にすると月に合計1万円程度。

「お恥ずかしながら私の収入があまり高くないので、この出費は厳しいです」──そう言う浜野さんから、それぞれの利用状況を聞かせてもらった。

 ウォーターサーバーのサブスクは月額3000円ほど。水道直結型で浄水機能がついているもののため、別途水道料金が発生する。浜野さんの妻はこの水を料理などに生かしているそうだ。

「“おいしい水を気軽に生活に取り入れたい”という思いから契約に至ったようです」(浜野さん、以下同)

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。