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コロナでキャンディ市場縮小 「飴離れ」した人はなぜ舐めなくなった?

「日常的にのど飴を舐めていましたが、マスクをつけるようになってから舐めていません。自分はマスク着用しながらのど飴を舐めると、のど飴の成分を含んだ息がマスクの上から漏れて、目がスースーして痛くなるんです」(Bさん)

 しかし、新型コロナ感染予防のおかげで、のどの不調や口臭対策には変化が見られた。

「特にこの時期はエアコンをつけていると、のどがイガイガすることが多かったのですが、日常的なマスク着用のおかげで保湿されているのか、改善されました。これまで口臭エチケットとして飴を舐めることも多かったのですが、マスクがあるから口臭を過剰に気にしないで済むようにもなってますね」(Cさん)

 60代の女性・Dさんは、いつもバッグのなかに飴をストックしていた。誰かにあげたり、電車やバスの中で食べたりするためだ。

「人に会わなくなったし、どこかに出かけることがなくなると、飴の消費量が一気に減りました。家の中では、飴ってそんなに食べないものですね」

 普段から一定量をストックしておいた分の在庫処分に困っていたDさん。意外なところで活躍しているという。

「紅茶に入れると、味がついておいしくなるんです。意外だったのは料理にも使えるということ。いろいろと試してみて、黒糖飴などはカレーとの相性がいい感じがしています」(Aさん)

 実際、カンロは今年4月にカンロ飴を使った料理レシピを紹介するサイト「カンロ飴食堂」をオープン。調味料としての飴の活用術を提案している。これまで通りの展開で生き残っていけるほど、“甘い市場”ではないようだ。

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