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【ドル円週間見通し】FOMCの会合もあり不安定な展開か

・9月14日-18日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(中)8月小売売上高 15日(火)午前11時発表予定
・予想は、前年比0.0%
 7月実績は前年比-1.1%で予想に反して減少。国内における新型コロナウイルスの感染流行は終息しつつあるものの、個人消費はさえない状態が続いており、急速な回復は期待できない。8月については前年比横ばいとなる可能性がある。

○(米)8月小売売上高 16日(水)午後9時30分発表予定
・予想は前月比+1.0%
 参考となる7月実績は3カ月連続プラスとなり、総額はウイルスの感染流行前の水準を回復した。ただ、ウイルス感染者は増加しており、経済活動はやや制限されていることから、個人消費の持続的な拡大は期待できない。

○(米)FOMC 16日(水)日本時間17日午前3時結果発表予定
・予想は、金融政策の現状維持
 FRBは金融政策の目標としている2%の物価上昇率について、より柔軟に運用することを決定した。一時的に2%超のインフレを容認し、物価が上昇した場合でも、雇用環境を含めて経済が確実に改善するまで現行の政策金利を維持する。追加緩和については、特定年限の債券利回りの目標水準を設定するなどの措置が将来的に導入される可能性が残されている。

○(日)日本銀行金融政策決定会合 17日(木)政策決定会合の終了予定時刻は未定
・予想は、金融政策の現状維持
 金融政策決定会合における主な意見(前回開催分)によると、金融政策運営については、「金融資本市場や企業金融は安定を維持しており、新型コロナ対応は有効に機能している。当面は、政策の効果をしっかりと見極めていくことが適切」の意見が出ていた。金融緩和の強化は、金融市場の安定維持と企業金融等の円滑確保の面で効果を発揮しており、今回の会合でも現行の体制を当面維持することが妥当との意見が主流になるとみられる。

○その他の主な経済指標の発表予定
・14日(月):(欧)7月ユーロ圏鉱工業生産
・15日(火):(中)8月鉱工業生産、(英)8月失業率、(独)9月ZEW景況感調査期待指数、(米)9月NY連銀製造業景気指数
・16日(水):(日)8月貿易統計、(英)8月消費者物価指数、(米)7月企業在庫、(米)7月対米証券投資
・17日(木):(英)英中央銀行金融政策発表、(米)8月住宅着工件数
・18日(金):(日)8月全国消費者物価指数、(英)8月小売売上高、(欧)7月経常収支、(米)9月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値、(米)8月景気先行指数

【予想レンジ】
・104円50銭-107円50銭

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