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出版社と文教地区の街「護国寺」の魅力 都心でこの静けさは奇跡的

「静けさ」という点では申し分なしの護国寺の住心地は?

「静けさ」という点では申し分なしの護国寺の住心地は?

 住んでみたい街の理想と現実には、得てして大きな差があるものだ。憧れのあの街は果たして本当に素敵な街なのか? まったくノーマークだけど、実は住みやすい街は? 今回は「護国寺」(東京都文京区)について、ライターの金子則男氏が解説する。

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 東京都内には吉祥寺、高円寺、国分寺、泉岳寺、祐天寺、豪徳寺など、寺が付いた駅がいくつもありますが、護国寺もそういった“寺シリーズ”の1つ。駅を降りると、目の前に立派なお寺があり、その隣には皇族の方々が眠る「豊島岡墓地」があります。近隣には雑司ヶ谷霊園もあり、色々な人が眠るこの辺り。都心においてこの静けさは奇跡的です。

 鉄道は東京メトロ有楽町線のみですが、池袋まで2駅(4分)、有楽町まで17分。住む方面によって、東京メトロ丸ノ内線の新大塚or茗荷谷、都電荒川線、東京メトロ副都心線の雑司が谷などの併用が可能で、不便を感じることはないでしょう。不忍通りを経由して上野に行くバスや、文京区のコミュニティバスも非常に有効です。

 道路状況は、山手線の内側にしては良い方でしょう。不忍通り、春日通り、新目白通りなど、主要幹線道路に近く、首都高速の入口も駅の目の前。タクシーに乗れば、池袋まで5分程度で着きます。ただし注意点が2つあります。

 まず、裏道は強烈に入り組んでいて、とりわけ雑司が谷方面はそれが顕著。道幅も狭く、うっかり迷い込むと間違いなく難渋します。もう1つは首都高速の出入り口がある交差点。三叉路と高速の出入り口が一体化した非常に珍しい構造になっていて、その先にも大きなT字型交差点があるため、混乱するドライバーが多く、細心の注意が必要です。何度も事故現場を目撃したことがあります。

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