吉田みく「誰にだって言い分があります」

「コロナの今こそ結婚すべき」 友人の“婚活クソバイス”にうんざり

「友人が言うには、『コロナで先が見えない時代。だからこそ、婚活はすべきよ!』『冬のボーナスちゃんともらえるの? 私はもらえなそうだけど、夫のが出るから安心して年が越せるわ。結婚っていいわよ』だそうです。自分の考えが一番なんでしょうね。余計なお世話ですよ……まさにクソバイスです」

 クソバイスとは、コラムニスト・犬山紙子さんが命名した、“相手が求めていないのに繰り出される、クソみたいなアドバイス”のことである。著書『言ってはいけないクソバイス』(ポプラ社、2015年)には、犬山さんが考えたクソバイス返しがついているそうだ。このフレーズは今もツイッターなどのSNSで広く使われており、ニュースの話題になることも多い。

 クソバイスが厄介なのは、上から目線で、相手のためを思っているフリをして押し付けてくるところ。もしかしたら、知人からの余計なアドバイスに、モヤモヤを感じたことがある人も多いかもしれない。

「自粛生活で暇なのか分かりませんが、以前よりも私のことに首をつっこんできている気がします。コロナで疲弊している中、これ以上、私のことをおちょくって遊ばないでほしいです」

 角田さんの友人が言うように、不安の多いコロナ時代に寄り添えるパートナーがいれば、たしかに心強いかもしれない。しかし、結婚をするかしないかは個人の自由。それについて第三者がズケズケと口出しするのは迷惑な話である。

 相手より自分のほうが少し優位だと感じると、角田さんの友人のような“クソバイス”をしてくる人は意外と多い。仮にそれが善意からだとしても、受け手がどのように感じるかを考えた上で、助言を行うべきではないだろうか。

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