帝国ホテル「30泊36万円」をどう思う？
2月1日、帝国ホテル東京が、新たに始める「サービスアパートメント事業」の予約をスタートさせた。タワー館の客室の一部を改修した99室を貸し出す。価格はスタジオタイプ（約30平方メートル）30泊で36万円（税込み）。最低宿泊は5泊で15万円から、実施期間は3月15日から7月15日までだという。
価格には専属サービスアテンダントによる24時間対応をはじめ、ビジネスラウンジ、駐車場、フィットネスセンター利用などの料金が含まれる。有料オプションとして、ランドリーサービス（3万円）、ルームサービスによる食事の専用メニュー（6万円）をサブスクリプション方式で提供する（価格はいずれも30泊の場合）。なお、フロアには共同利用スペースが設けられ、朝食のパンを無料提供、洗濯乾燥機、電子レンジなども自由に利用できる。
日本を代表する高級ホテル、帝国ホテルに“住める”という夢のようなプラン。このニュースを聞いた人たちは、どのように受け止めているのだろうか。
「通常なら最低でも1泊4万～5万円くらいしますよね。それが30泊なら1泊1万2000円なら、実際に泊まるか泊まらないかは別として、破格の値段なのは間違いないでしょう」
そう感想を述べるのは、広告代理店で働く40代男性・Aさんだ。都内の家賃15万円の１LDK物件に住んでいるが、これに別途光熱費が2万円、フィットネスクラブに1万5000円、駐車場に1万5000円ほどかかっている。その現状を踏まえ、「お金があれば、“あり”なのでは」と魅力的に映っているようだ。
「東京のタワマンなら月30万円くらいするところもありますよね。それより帝国ホテルに住む方がコスパがいいと思うくらい魅力的です。場所も日比谷の一等地。『帝国ホテルに住む』という体験を一生の思い出として考える場合、36万円は安いくらいだと思います」（Aさん）
