キャリア

女性議員の比率は世界最低ランク 日本に女性政治家が少ないという大問題

男性は政治家の講演を聴き女性は奥でお料理を作っている

 女性政治家がなぜ必要なのか。自民党広報本部の三宅伸吾参院議員(59才)は、「世の女性活躍のロールモデルになるため」と話す。

「世の中にはさまざまな職業がありますが、政治家は目立つ職業のひとつです。世間からの注目度が段違いですから。

 女性が政界でキャリアを築き、活躍する姿を世に広めることができれば、『頑張れば、男女関係なく道は開ける』という希望を与えることができます。例えば進路に悩む女性がいたら、その姿を見たから決断できることがあるかもしれないですよね。女性政治家の活躍がロールモデルとなることで、女性が社会で活躍しやすくなると思います」

 女性の声を政治に反映するためにも、女性政治家の存在は必要だ。

「人口の半数は女性です。女性が生きやすく、暮らしやすく、働きやすい社会をつくるために、政治家は、女性の意見や要望を取り入れる必要があります。その際、女性政治家が指導的立場にあれば、より的確に世の声を政治に反映できるはずです」(三宅議員)

 自民党の議員連盟「女性議員飛躍の会」の共同代表を務める稲田朋美議員(62才)は、「いまこそ女性目線の政策が必要」と訴える。

「女性の自殺者が増えていることでもわかる通り、コロナ禍で最もしわ寄せがくるのは、シングルマザーや非正規労働者、主婦など、弱い立場にある女性です。

 男性的な政治の世界において、女性の声を丁寧に拾って政策に生かすことは、コロナ禍の時代には特に重要なことです。そのためにも、女性議員の比率をもっともっと高める必要があります」

※女性セブン2021年4月8日

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